断食の効果について

短期間断食によって得られる効果とは?

2018年02月17日 18時00分

  • 1番目は「脳も気分もスッキリすること」です。腸内の環境と人間の気分は影響があると言われています。セロトニンは腸内で作られる物質で、精神を落ち着かせてくれる効果があります。短期間断食によって腸内の環境が改善されると気持ちにも良い効果がでてきます。
 
短期間断食すると食べものを消化するために血液が使われなくなります。脳の血流が高い状態を維持できるわけです。普段から脳が活性化する効果もあります。
 
  • 2番目は「美肌効果が期待できること」です。特に便秘改善効果が短期間断食で見られます。便秘になるとお肌にも悪い影響があるのは、よく知られていることです。こってりとした肉料理を多く摂取すると便秘になりがちです。
 
肉が消化しきれずに腸のなかで腐ってしまいます。腐敗ガスが出てきて腸の壁にダメージができます。腸の壁からは本来正常な状態ならば吸収されないような老廃物も吸収されてしまいます。その毒素がお肌に悪い影響があり、皮膚が炎症を起こしたり、吹き出物ができたりするのです。
 
人間の身体から出てくる老廃物の80パーセントから90パーンセントは、便によって排出されます。しかしながら、便秘になると老廃物はスムーズに排出されず、身体の中に蓄積します。皮膚から出る老廃物の量が増えてしまいます。これが吹き出物になってしまうのです。短期間断食をすると便秘が解消されますから美肌の効果があるのです。
 
  • 3番目は「ダイエット効果・メタボリック改善効果」があります。栄養分が中性脂肪の形で蓄積さえると、ぽっちゃりした体型になりますが、その原因として胃腸の消化能力の低下があります。消化不良になってしまうからです。ですが、短期間断食をすれば、内臓が休まります。消化能力や吸収力が高まるのです。基礎代謝や排泄能力が向上することとでダイエットにも繋がるというわけです。
 
  • 4番目は「身体の免疫力が強くなり病気になりにくい身体になれること」です。免疫力がアップするのは、白血球の一種であるリンパ球が増えることだと研究結果で判明しています。ではリンパ球はどこに多く存在しているのでしょうか?リンパ球の7割から9割は、小腸内に存在しているのです。
 
腸内環境が悪いとリンパ球が四六時中刺激を受けることになり、炎症を起こします。リンパ球が弱ってしまいますが、短期間断食をすることで腸内環境が改善します。結果、リンパ球の動きが活発になり、免疫力が向上し病気にならない身体になるのです。
 
  • 5番目は「便秘改善効果があること」です。便通が悪くなるのは、便を肛門へ運搬する腸のぜん動運動が麻痺していしまったり、胃腸本来の消化能力が落ちてしまうことです。短期間断食をすれば、消化能力が改善してくれます。便通も良くなりますし、空腹になると良いこともあります。腸のぜん動運動を促進する働きがある酵素のモチリンが出てきます。ぜん動運動が活発になると便秘も改善されます。デトックス効果が高まるのです。
 
  • 5番目は「胃腸など内臓が元気になること」です。現代人は食生活に恵まれており、ついつい食べ過ぎてしまっています。そのために胃や腸の消化器器官はオーバーワーク気味の状態になっています。働き過ぎており疲労困憊しているわけです。短期間断食をすることで胃腸は休むことができます。もともとの機能を取り戻すきっかけになり消化能力・吸収能力を高めることができるのです。